アリゴー



トップページ プロフィール ひぐらしの里日記 会社概要 お問合せ


目次

DMの相談事例集
DM著書のご紹介
講演/セミナー案内
アリゴー料金表
DMクリニック
DM博士の【Q&A】





LINK
レスポンス広告のツボ
(社)日本DM協会



                                    つれづれなるままに・・・ 「ひぐらしの里日記」 有田 昇
■2007(H19)年

12月 11日(火)07
キリちゃん、ミキオちゃんと立石へ

夕方、キリちゃんとミキオちゃんから「飲んでるんだけど、来ない?」と電話あり。場所は京成立石駅のすぐ近く。立石は一度も降りたことのない駅だが、ここ日暮里からは京成線で青戸乗り換えの30分くらいか。7時までには行けそうだ。二つ返事で「行くよ」と答えた。3人で飲むのは何ヶ月ぶりだろうか。
  立石駅に降り立つと、ちょうどキリちゃんが線路際の道をいつもの早足で迎えに来るところだった。
「アリちゃん、こっちだよ」
「キリちゃん、久し振り!」
  いま店ではミキオちゃんが私たちの席を確保しながら飲んでいるという。トンネルのような路地を抜けると「江戸っ子」という名前の店に出た。ガラス戸の間口が横に長い、開けっ広げな店だ。席はカウンターのみ。葛飾区では知る人ぞ知る、有名な店らしい。隣席の人と肩が触れ合うくらい混んでいる。ものすごく活気がある。
  ミキオちゃんは、先日、高齢のおふくろさんが亡くなったばかりでシンミリしていたが、直後のショックと脱落状態からは少し立ち直ったみたいだ。今日は、そんなミキオちゃんを慰める意味もあった。病気と死について、家族について、人生について、キリちゃんと奥さんのエリザベスさんの近況など、飲むほどに話は尽きない。
  とは言っても店の門限は早い。8時には勘定を済まして外に出た。この店でほとんどの客が飲んでいたのが下町系の焼酎ハイボール。一杯300円で氷なしだから量感がある。人気の品はもつ焼きと煮込み。煮込みはボリュームたっぷりで、豆腐入りと豆腐なしが選べる。しかも旨い。安い。早い。カウンター上の新鮮な切りキャベツがタレをつけて食べ放題なのも嬉しい。一人で来ても1,000円ちょっとで十分と見た。


線路際の道を歩く。立石は初めて足を踏み入れる場所だ。
トンネルのような路地でポーズを決めるキリちゃん。
この辺をよく知る二人について行くほかはない。
路地をどんどん奥の方へ進むミキオちゃんの背中。
この路地の奥はどうなって何があるのだろう。
立石仲見世商店街。昼間はさぞや賑やかだろうな。
カドの鳥善さんはまだ開いていたが、ほぼ売り切れ状態。
アーケードの天井を飾る子供たちの絵。どの作品も「仲見世賞」に輝く。
絵を鑑賞するミキオちゃん。店の人と話すキリちゃん。
キリちゃんは誰とでも気軽に会話をする特技の持ち主。
夜の下町が私たちを呼んでいる。次はどこに行く?
闇に紛れて前を行く二人。やっぱりついて行くしかない。

11月 9日(金)07
「又一順」での独り夕食


 
 仕事が終わった後の独り夕食は少しばかり寂しくもあり。反面、気楽でもあり、愉しみでもあり。そんな気持ちで今夜も「さて、何にしようかな」と向かった先は日暮里駅前の中華料理店「又一順」。スーイーシュンと読むらしい。どんな意味かはわからない。
  この店での私の定番メニューがこれだ。まずは生ビールでノドを潤し、サービスでついてくるシナチクとザーサイをつまむ。スポーツ新聞を読む。やがて出てくる五目チャーハンを食べ、スープをいただく。最後にジャスミン茶を何杯か飲んで「ごちそうさま」となる。五目チャーハンの代わりに五目ヤキソバのときもあるし、五目中華かけごはんのときもある。たまに気が向けば特製ワンタンにすることもあるが、これがなかなかイケる。ボリュームもあるし、おすすめの一品だ。
  お腹の調子の良くないときは海鮮五目粥(かゆ)にする。懐の温かいときは生ビールのお代わりと餃子を一皿追加することもあるが、最近はあまりないのが実情である。
  マスターも従業員も言葉の発音からして中国人のようだ。そのせいか、味はしっかりしていて安心感がある。値段も一品料理は2千円前後するが、私の定番メニューにしておけば1つ700円台である。ちなみに私の家族もこの店のファンで、妻は餃子が、息子は紹興酒とスブタ(これはチト高い)が、娘は五目ヤキソバと海鮮五目粥が好物である。

まずは生ビールである。スポーツ新聞も欠かせない。
アっというまに平らげて「ごちそうさまでした」。
中華料理店「又一順」は日暮里駅の真ん前にある。
隣は行列のできる手打ちラーメンの店「馬賊」だ。

11月8日(木)07
日暮里の「豊田屋」


 
 わがオフィスから最も近い居酒屋、それが「豊田屋」さんだ。尾久橋通りを隔てて目の前、走って10秒の所にある。信号と信号の中間地点なので、しばしば走って通りを渡る。
  ここで私が注文するメニューは決まっている。と言うより、黙って座れば何も言わなくても出てくるのが焼酎のボトルとヤッコと焼鳥である。何回も通っているうちにそうなった。大抵は二人連れで行くのだが、誰と行ってもそうなのだ。同じ物がちゃんと二人前出てくる。それだけ食べてサッと切り上げる場合もあるし、追加注文して長居をするときもある。
  飲むのはもっぱら焼酎のお湯割りである。いつも梅を入れてもらう。夏は生ビールも飲むし、冬場はヒレ酒もやる。最近、焼酎のボトルが10本目になったのだが、それを空けたら11本目がタダになった。そういうサービスになっているのだ。DM用語で言えばオファー(特典)ということになる。ボトルにはタグがついていて今が何本目かマジックで書いてある。
  この店はマスターの対応がきびきびしていて気持ち良く、そのせいかいつも混んでいる。料理も悪くないし、値段も手ごろ。駅からも近く、遅くまでやっていて何かと便利なのも幸いしているのだろう。

「豊田屋」の提灯が目立つ。気楽に入れる店だ。

今まさに豊田屋に入ろうとしている小生のシルエット。


10月27日(土)07
雨の金沢・兼六園


 
 DM協会が主催する「DM制作教室」の講演で金沢まで行ってきた。私は仕事なので協会から交通費と宿泊費が出るのだが、女房も「行きたい」と言うので、その分は講演料の中から奮発して一緒に行くことになった。一人で泊まるのも寂しいから、ちょうどよかったワイ。
  金沢はあいにくの雨模様だったが、これが却って風情を増したようだ。そのことは、あとで写真を見るとよくわかる。雨に濡れ、しっとりと佇む兼六園の樹木や池面に映る東屋の影。それらがなかなかいい雰囲気を醸し出しているのだ。
  講演を終えた翌日、私たちはホテルで予約した周遊バスに乗り、金沢市内巡りを楽しんだ。古い町並みが残る東茶屋街を歩き、小雨にけむる兼六園で写真を撮った。帰りは有名な近江市場に寄って新鮮な寿司を賞味し、午後の新幹線で帰路に着いたのだった。

雨の兼六園。樹々の葉も少し色づき始めている。
東茶屋街に立つ女房。遠目で傘の内なのが幸い?
超有名な灯籠を背にパチり。絵ハガキのまんま。

10月18日(木)07
三河島の「若松」へ


 
 常磐線「三河島」駅を降りてすぐのところに「若松」はある。日暮里界隈に焼酎のボトルをキープしている店が何軒かあるが、若松もそのうちの一軒である。ちなみに、最もよく行く根岸の「とき」には私のボトルは置いてない。理由は簡単、ボトルキープなどという洒落たシステムがないからだ。
  さて、若松だが、たまに思い出したように足が向く。とにかく安い。今度、どれだけメニューが豊富で安いか、その証拠に店内の壁一面に貼り出してある品札の写真を撮ってご覧に入れたいと思っている。
  特に煮込みと焼鳥が旨い。ビールと焼酎には、これに限る。季節は今のような秋口もいいけど、寒い冬なんか最稿だね。今日もひと仕事終え、仕事仲間のH氏と席に着くなり「お湯割り、煮込み、焼鳥!」と、もうセットで注文してしまった。

1、2ヶ月に1回はこの暖簾をくぐる。
煮込みと焼鳥が旨い。必ず注文する。

10月 15日(月)07
ひぐらし小学校に続く柿並木


 
 この写真は何の変哲もない町の風景である。日暮里駅前の、尾久橋通りからちょっと横に入った道である。私の事務所から歩いて1分もかからない。信号と 横断歩道、銀行の看板、低層のオフィスビル、舗道を自転車で行く若者たち・・。
  だが、よく見て欲しいものがある。並木にご注目いただきたいのだ。それは在り来たりの並木ではない。実はこれ、柿の木なのだ。季節がら、ちゃんと赤い 実もつけている。
  「柿の並木なんて、あんまり見たことがないな」とお思いの方も多いことだろう。私もそうである。これって珍しいことではないのか? 何でこうなったの だろう? 柿を植えるって一体誰が決めたのだろう?
  そんな疑問が次々に湧いてくるが、まあ、それほどの大問題でもないような気もする。放っておいても何ということもないか、なんてね。
  この道をまっすぐ行くと「ひぐらし小学校」がある。日暮里が昔は「日暮らしの里」と呼ばれていたことの証明のような小学校の名前ではある。

道の両側に柿の並木。これって珍しい?
結構、実をつけている。甘いか、それとも渋柿か。
信号機に取り付けられた「ひぐらし小南」の標識。
すぐ近所に、最近できた10円まんじゅうの店。

10月15日(月)07
小貝川の秋


6
「小貝川フラワーカナル」という催しが年に2回ある。秋はコスモス、初夏はポピーと小貝川の河川敷が花で埋め尽くされるのだ。一言で言ってそれは「見事」である。
当地に引っ越して以来、毎年その季節になると必ず一度は小貝川のフラワーカナルに立ち寄るのがわが家の恒例行事になっている。今日も今日とて、気楽な一人事業者ゆえの遅めの出勤で、小貝川に架かる橋をクルマで渡るとき、助手席の妻に「ちょっと寄ってみようか」ということになった。
期待に違わず、いまが真っ盛りのコスモス畑が私たちを歓迎してくれた。秋の陽を浴びて風に揺れるコスモス。色とりどりの花が川の土手に沿ってずっと続く。ウィークデーのせいか、人影はほとんどなく、辺り一面はただコスモスの花が咲き乱れ、風が吹いているだけだった。

1
2
3
小貝川の土手に沿って続くコスモス畑。

コスモスの花は赤、ピンク、白と色とりどり。

秋の陽を浴びてコスモスの花が風に揺れる。

4
5
コスモスに埋もれたクルマを背景にパチり。
コスモスに負けじと咲き誇るススキの穂。

10月8日(月)07
牛久沼の秋


1
 週末の朝は大抵、自宅周辺を散歩することにしている。わが家の裏手がすぐ牛久沼なので、足は自然とそちらに向かうことになる。牛久沼は周囲約20キロ、胃袋のような形をした最深3メートルという浅い湖で、その半島の先端部分にわが富士見台団地がある。この地に移り住んで20年になる。
 散歩は原則後ろ向きに歩くことにしている。日頃使っていない筋肉を使うのが「ゼンマイを巻く」感じがして気持ちがいいのだ。ときどき前方を振り返りながら、ふつうの速度で歩く。ほとんど人もクルマも通らない田んぼの中の道なので、ひんぱんに振り返る必要はなく、後ろ向きに歩いていても安全で気楽なものである。途中、水神さまの境内で軽く体操をし、そこにある若い桜の幹に鉄砲をしてから帰途に着く。その間、約30分くらいである。

2
3
4
そこかしこに彼岸花が咲いている。痛切に秋を感じる。
野の花々。青いのは紫露草。赤マンマも咲いている。
田んぼの向こうの高台にわが家の白い壁が見える。
5
6
7
牛久沼に注ぐ西谷田川の河口付近。ススキが風になびく。
誰が植えたのか、団地の道ばたに咲いた鶏頭の花。
これがわが家の玄関。娘を座らせて、はい、パチり。

9月 8日(土)07
台風9号後の利根川


 

 台風が去った翌日、クルマで30分ほどのところにある利根川の様子を見に行った。水の量が尋常ではない。普段の数百倍もあるのではないだろうか。写真の向こうに常磐線の鉄橋が写っているが、川の流れが橋梁スレスレのところまで来ている。ヤバい感じだ。
  この辺り一帯は河川敷を利用したゴルフ場なのだが、完全に水の底に埋まってしまっている。大量の泥をかぶった芝生やバンカーは、水が引いた後も片付けがさぞや大変だろうと思う。茨城県つくば市に移り住んで20年になるが、2〜3年に1回はこんなことが起こる。

完全に水の底に沈んだゴルフ場。川というより湖だ。



9月 3日(月)・4日(火)07
南軽井沢へ


 
 カラマツ林の中に続く小径の、そこかしこに木漏れ陽が揺れている。今年も家族で南軽井沢の別荘へ行ってきた。別荘といっても私が所有しているわけではない。知人の会社の保養所を、毎夏格安(ほとんどタダ同然)で借り受け、家族で2、3日過ごすのだ。
  場所は、軽井沢駅から南へクルマで10分くらいの、小さな湖に面した森の中。「ロケーションは最高だね」といつも思う。上信越自動車道の碓氷軽井沢ICからもクルマで15分くらい。かつてレマン湖と呼ばれた湖周辺は、「軽井沢レイクガーデン」として今年リニューアルしたばかり。通路で渡れる小さな島にはバラ園とレストラン、岸辺には洒落たブティクが並び、テニスコートも何面かある。季節外れというわけでもないのに閑散としていて、そんなどことなく寂れている風情が好きだ。

湖を巡る小径に立つ妻と娘。晩夏の
陽射しが眩しい.
軽井沢レイクガーデンのレストラン入り
口にて。
初秋の陽を浴び、風に揺れるコスモス。中軽井沢にて。

9月 1日(土)07
谷中の百日紅


 
 谷中霊園は私の大切な散歩コースの1つである。いつも通る墓地の中の小径のそばに見事な百日紅(サルスベリ)の樹木がある。これがそうだ。今が花の盛りである。百日紅はその名が示す通り100日間もの長い間花が咲き続けるといわれている。
  私はこの花が好きで、散歩のたびに「今度咲くのはいつだろう」と気にかかる。咲いたら咲いたで「いつまでもつのだろう」などと思ってしまう。花もいいが、すべすべした幹も悪くない。わが家の庭に植えたい樹木の1つだ。

花の色はピンクが多い。それにしても見事だ。
昔から「天王寺の大仏さん」として有名らしい。
すぐ近くの天王寺の境内。奥は泰山木だろうか。

9月 1日(土)07
自宅近くの田んぼ(初秋)


 
 ほぼ完熟状態に近い稲穂。一部の田んぼではもう刈り入れが始まっている。大体この辺りは刈り入れの時期が早い。5月の連休の頃に田植えをして、8月の終わり頃には稲刈りが始まる。
  いつだったか、この辺の田んぼが刈り入れの時期に西日本に旅行に行ったことがある。すると、静岡や愛知など東海地方では、新幹線から見える田んぼの稲がまだ真っ青だったのを覚えている。この辺の稲は、生育が早い品種なのだろうか。

黄金色に色づいた稲穂。この匂いが何ともたまらない。
それにしてもいい色やね、実った稲穂というのは。

8月 12日(日)07
自宅近くの田んぼ(盛夏)



  連日の暑さで稲もよく育っているようだ。ここは、つくば市南端のわが家からクルマで30分くらい走ったところにある稲敷市の一角。なぜ、こんな場所に来たかというと、妻がこの近くに勤務しており、休日勤務のときなど、私がうちに一台しかないクルマで送り迎えをしているからである。
  向こうに見えるはゴミ焼却場の煙突とその熱を利用した「湯ったり館」というレジャー施設である。一度、妻と湯に浸かりに行ったことがある。近所のおじさんやおばさんや子供たちが大勢遊びに来ていた。酒を飲んだり、食事をしたり、カラオケをやったり、畳の大広間に寝転んだりしていた。あれは、帰りにフキを買った記憶があるから何年か前の春だったのだろう。
  やはり春の頃に、この辺りで複数のキジを見かけることがよくある。「ケーン」という鋭い鳴き声を発しながら、キジが地面すれすれに飛んでゆく姿を目にすると、どうしてなのだろう、心がワクワクする。

頭を垂れる稲穂
キジの住む田園
見事に垂れ下がった稲穂。完熟までもう少しだ。
キジを見かけたのは向こうの小山と田んぼの際辺り。

8月 11日(土)07
那珂湊へ


  
  好日を得て、妻と那珂湊へドライブ。お目当ては夏のシーズンだけ楽しめる採れたての岩ガキだ。自宅から現場まで常磐道をひた走って1時間とちょっとで 着く。さっそく、特大の岩ガキを割ってもらって、レモン汁を絞り込み、醤油で風をつけ、ツルリと呑み込めば、潮の香が口いっぱいに広がる、広がる。これぞまさしく「海のミルク」。2つ食べたら腹一杯になってしまうので、1つだけにとどめ置き、次は同じ「森田水産」の回転寿司で新鮮なネタに舌鼓を打つ。 この時期ならではの、わが家の恒例行事の1つ。

   那珂湊を一望
荒波に向かい尺八を吹く
那珂湊は那珂川河口に面した茨城県有数
の港町。対岸は海水浴で有名な大洗海岸。
太平洋の荒波に向かって尺八を吹く。

8月 1日(水)07
いつも行くそば屋さん

昼はそばと決めている。一昨年の春にクモ膜下出血で倒れ、幸運にも一命を取り留めてからというもの、ほぼ毎日そばを食べるようにしている。「そばに含 まれるルティンが毛細血管を強くする」と聞いたからだ。
 そんなわけで「長生庵」さんには毎日のようにお世話になる。日暮里周辺の他店にも足を延ばすけれど、とにかくここに一番よく行く。何といっても近い し、美味しいし、値段もリーズナブルだからである。
 注文するものは決まっている。盛り蕎麦の大盛りである。席について「いつもの」と言うと、いつものおばさんがニッコリ笑って「はい、わかりました」と 元気な声で応じてくれる。陶器製の急須にいっぱい入って来る蕎麦湯は全部飲み干すことにしている。これも、毛細血管のためにいいと信じているからに他ならない。先日、50円値上がりして600円になったが、「ま、いっか」と思っている。

三河島駅近くの公園
三河島駅そばの小公園。常磐線に沿って細長く続く。
三河島駅と日暮里駅の間を走る常磐線の電車。
常磐線
文房具屋さん跡
ひぐらし小学校の前にある文房具屋さん跡。

7月 10日(火)07
浅草の「ほおずき市」に行く


  今日は、3日間続く「ほおずき市」の中日である。午前中、仕事の合間を縫ってブラリ浅草方面へ足を運ぶ。先週末の「朝顔市」といい、下町の風物詩が私を強烈に惹きつけるのだ。
「チャリン」と料金箱の中に投げ込み、最後列の席にゆったりと座る。
「あ、都バスってSUICAカードも使えたかな?」
 そんな考えが頭をよぎったが、時すでに遅し。何だかチャンスを逃したような気になる。ま、いいか。こんど試してみよう。
 それにしても、昼間のガラガラに空いた都バスって、ええもんやな・・。なぜか大阪弁でそんな風に思う。
 およその見当をつけてバスに乗ったのだが、うまく浅草寺のすぐ近くで降りることができた。約20分くらいの短いバスの旅だった。停留所の名前は「二天 門前」といった。
 その二天門を一歩入ると、もうそこはほおずき市の人波で溢れ返っていた。ウィークデーだというのに、何という人の多さだろう。
「みんな、仕事もしないで何やってんだ?」
 自分のことは棚に上げて、ついそんな風に思ってしまう。
 人の波に乗ってゆっくり進みながら、ほおずきの鉢植えや、威勢のいい掛け声で客を呼ぶハッピ姿の売り子や、色とりどりの食べ物の屋台を見ていく。ほお ずきの鉢植えは2,500円というのが相場らしい。朝顔市の鉢植えも、そんなもんだったな・・。
浅草寺の境内から仲見世、さらに裏通りへと私の足は向いていった。どうも表通りより路地裏の方が好きなのだ。
 そういえば、昔行ったことのある居酒屋が、境内の裏の方にあったっけ。あれは、確か「暮れ六つ」とかいう、まるで江戸時代のような風情のある名前と店 構えだったが・・。
 そんなことを思い出しながら、人込みを避けて裏道を歩いていくと、それらしき店の前に出た。店構えはどうやら昔行ったときの雰囲気だが、名前は「暮れ 六つ」ではなかった。経営者が代わったのだろうか。何となく残念なような気がした。
 旅の仕上げは、吾妻橋のたもと、交叉点の角にある「神谷バー」だ。昼間から電気ブランというのは「ちょっときつい」ので、900円のビアランチにした。生ビールのグラスがついてくるのがいいね。
 さあ、帰りは電車にするか、都バスにするか、それとも仕事のことはいっとき忘れて、吾妻橋から遊覧船に乗って隅田川を下り、レインボー・ブリッジをく ぐって東京湾に出てみるか・・。夢は果てしなく広がるのだった。

仲見世通り
浅草寺
裏通り
神谷バー

7月 6日(金)07
夜の「朝顔市」を歩く

朝顔市を灯す提燈 ひと仕事終わったら、朝顔市に行ってみようよ」
「いいですね」
 そんな感じで意気投合した私たちは、夜の8時ごろ、おもむろに私の事務所を後にした。相棒は高田純次似のH氏。もっとも、H氏は最近つとに痩せてきて、高田純次というよりムツゴロウ(畑正憲)の方にずっと近づいてきたのだが。
 日暮里から歩いて、まずは根岸方面へ向かう。根岸小学校横の細い道を一歩入ると、そこはもう典型的な東京の下町だ。曲がりくねった路地を進んでいく と、知る人ぞ知る、隠れた名店が昭和30年代を彷彿古い木造住宅の間に散見し始める。
 このあいだ襲名披露をしたばかりの林家正蔵が、なぜか必ず一人で行くというウナギ屋さんがある。いかにも下町の洋食屋さんといった感じの店がある。江 戸時代からそのまま残っているような居酒屋がある。豆腐料理専門の老舗がある。
 でも、今はそんな店は通り過ぎるだけ。目指すは入谷の朝顔市だ。根岸三丁目の五叉路から下谷方面へ抜け、金杉通りを右折すれば言問通りに出る。そこは もう朝顔市の人波でごった返していた。週末の金曜日ということもあるのだろう、クルマの通行が遮断され、歩行者天国になった大通りは、肩が触れあうばかりの込み様で、まさに今が盛りのピーク。道の両側に並んだ朝顔の露店にも、食べ物の屋台にも、びっしり人垣ができていた。
「これは、すごい」
「今日が初日で、しかも週末だからね」
下町の粋なお姉さん朝顔市は、毎年7月6、7、8の3日間と決まっているのだ。
私たちは、明かりの下に並んだ朝顔の鉢植えや、団扇を手にした浴衣姿の女性や、暮れなずむ夜空を背景に揺れている提灯などをデジカメに収めながら、夜 の朝顔市の雰囲気を楽しんだ。
 その後、私たちがどこに行ったかって? 言わずと知れた、根岸の路地の奥の奥にひっそりと佇む小さな居酒屋「とき」である。歩き疲れた後の冷たい生ビールがのどにしみたことといったらなかった。
「ううっ、効くゥ」
そんな感じである。
 今夜は、女将さんが今年も漬けたばかりというカリカリ梅と紫蘇も「効いたァ」。こちらは、その新鮮な酸っぱさがのどにしみるのである


2月 2日(金)07
根岸の里の飲み処「とき」にて


 ひと仕事終えた後の一杯は何事にも代えがたい。
 今夜も、仕事仲間のH氏と夜の下町にくり出す。足は自然と根岸方面へ。根岸の里の奥の奥、小さな路地裏に居酒屋「とき」はある。秋田出身のママさんが一人でやっている小体な赤ちょうちんの店だ。
「ママさん、今日はHさんを連れて来たよ」
「あら、いらっしゃい」
カウンターの中からママさんの元気な声が響く。客はまだ我々二人だけである。
「お疲れさん」
「はい、ご苦労さま」
 取り合えずカキーンと合わせるグラスのビールがとんでもなく旨い。タレントの高田純次似のH氏の顔がほころぶ。
 ビールの次は焼酎のお湯割だ。今日はレモンを輪切りにしたのを浮かべてもらう。その日の好みで梅干しを入れることもある。
「寒い日はこれに限るね」
「本当。まだ寒いものね」
ママさんの笑顔を肴に酒は早いピッチで進む。刻んだ生ネギをたっぷりかけた牛筋の煮込みをフーフー息を吹きかけながら食べる。
 テレビは古館伊知郎が今日のニュースをやっている。根岸の夜はこうして今日も更けてゆく





アリゴーE-Mail
arigo@blue.ocn.ne.jp
Copyright®© 2007 ARIGO,.Co.LTD All rights reserved.